消費科学研究所
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拭き取って確認してみましょう! ~あなたの手に付いている細菌の数知っていますか?~

衛生点検・HACCP

2022年2月1日

寒さもいっそう身にしみる昨今ですが、新型コロナウィルスの感染拡大による未曽有の事態が続いております。
皆様も、日頃の感染対策で、手洗い、うがい、消毒の徹底を習慣づけられているのではないでしょうか?

 

しかし、手洗いの仕方やタイミング、丁寧さなど、衛生に対する意識はひとそれぞれ違っています。
また、スマートフォンを使用したり、ゲームをしたりする機会も増え、
そこに付着していた細菌やウイルスが自分の手に移ってしまう可能性もあります。

 

例えば、傷口を汚れた手で触ると膿むことがありますし、
目を掻いてしまうと、ものもらいができることがあります。
こういった原因のひとつは、手に付着した細菌が傷口に侵入し増殖することで起こります。

 

消費科学研究所では、拭き取り検査で
皆様の手指に付いている(ウィルスを除く)をお調べすることができます。
今回は、拭き取り検査についてご紹介いたします。

 

拭き取り検査では、洗浄後の手指や調理器具、出入りの激しい場所でのドアノブなどを
綿棒で拭き取って、付着した細菌を培養し数を測定していきます。

 

右の写真は、手指を拭き取っている様子です。
培養の結果、細菌が多く出たらどうなるでしょうか?

手指や調理器具に細菌が検出された場合、
手洗いの方法、器具の洗浄方法が
不十分であるという可能性があります。
画像

 

 

この状態であると、手から食品へ細菌が付着し、最終的に人の口へと侵入するかもしれません。
また、細菌の付着したドアノブに触れると、手に細菌が付着し、同様の可能性があります。

 

先程の手指を拭き取った結果が、右の写真です。
白色~オレンジ色でつぶつぶに見える部分が
手指に付いていた細菌です。

正しく手洗い、調理器具の洗浄、消毒をすることで、
食中毒をもたらす細菌だけでなく、
ウイルスも一緒に減らすことができます。
画像

 


消費科学研究所では、商業施設のレストラン厨房やホテル、飲食店にて、
手指や調理器具等の拭き取り検査や食品の細菌検査を実施させていただいております。
その際、食品等従事者様に、品質管理のお手伝いや衛生に対してのアドバイスをいたします。

 

衛生に関してのご相談・ご質問のある方は、お気軽に弊社にお問い合わせください。
拭き取り検査は「目に見えない細菌を数値で“見える化”出来る」という特徴から、
食品関係だけでなく、さまざまな場面(医療、介護、保育現場等)で幅広くご活用いただけます。