消費科学研究所
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栄養成分表示を見ていますか?~スーパーや百貨店等で食品を選ぶ際に~

食品

2022年7月22日

栄養成分表示が義務化

2020年4月1日から新たな食品表示法が完全施行となり、あらかじめ容器包装に入れられた加工食品には原則栄養成分表示が義務化されました。(一部省略規定あり)

なぜ栄養成分表示が必要なの?

生活習慣病の増加や健康に対する関心の高まりを背景に、食品を選択する際に、消費者の自主的かつ合理的な食品選択の機会の確保することを目的として、食品表示法施行に伴い栄養成分表示が義務化されました。
また、欧米やアジア各国と、国際的にも栄養成分表示の義務化が進んでいます。

栄養成分表示は、食品の選択・栄養管理のための重要な情報源になります。

表示を見て必要な栄養素を過不足なく摂取できることで、健康の維持・増進に役立ちます。

例えば・・・
  「たんぱく質を多く摂りたい」
「塩分を摂り過ぎないように気をつけている」
「カロリーを抑えたい」
「脂質が少ないものを選びたい」
「栄養バランスに気をつけている」
 

必要な表示内容とは?

表示には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭⽔化物、⾷塩相当量の5項目が必ず必要です。
この5項目は、生活習慣病予防や健康の維持・増進に関わる重要な成分です。
この5項目以外の栄養成分を表示したい場合は、この5項目にプラスして表示したい栄養成分を表示します。

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どうやって値を得るの?

表示する値は分析や計算等の推定によって得ます。

表示する値は

  1. ①実際の商品の成分分析検査から算出
    ・商品を分析機関で分析
  2.  
  3. ②あらかじめ算出されたサンプル品の分析値を参照
  4.  
  5. ③成分表、規格書、配合レシピをもとに計算で算出
    ・日本食品標準成分表(食品成分データベース)[文部科学省]
    ・原料規格書の栄養成分値

合理的な根拠があればいずれの算出方法(及び併用)でも可能です。(栄養強調表示など一部例外あり)
表示した値の根拠となる資料を保管しておく必要があります。

 

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また、栄養成分表示の表示方法などのチェックも行っております。
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