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しっかり手洗いで“ノロウイルス”対策を!
食品
2022年12月9日
食中毒患者数の第1位はノロウイルスです!
寒い時期の食中毒と聞くとノロウイルスをイメージする方も多いのではないでしょうか?
近年の食中毒患者数の多くはノロウイルスによるものであり、その多くが11月~2月の冬場に集中しています。
ノロウイルスは、人から人へ
ノロウイルスは非常に感染力が強いのが特徴で、100個以下という少量でも感染します。
患者の便や嘔吐物には、1gあたり100万 ~10億個という大量のウイルスが含まれています。
手洗いが不十分でウイルスが残っていると、その手で触れた場所にウイルスが付着し、施設内に広がってしまう危険性があります。
ノロウイルス食中毒は未然に防ぐことが大切
ノロウイルスは、アルコールや逆性石鹸では十分に消毒効果が得られません。汚物等の処理や清掃には塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効ですが、手洗いには不向きです。
また、熱に強く、85 ~ 90℃で90秒以上加熱しなければ死滅させることはできません。
そのため事業所や店舗における具体的な予防策としては、適切な手洗いが重要になります。※
そのほかにも適切な手袋の使用、施設・器具の効率的な消毒、トイレ対策、健康管理などがあげられます。
起きてしまってからでは遅い食中毒の対策。
流行する時期が来る前にしっかりとした予防策を講じて「食中毒を起こさない」体制を整えることが大切です。
消費科学研究所では、厨房点検を始めとした食中毒対策のためのアドバイスをいたします。
事業所や店舗で食中毒対策をより万全にしたいとお考えの際は、お気軽にお問い合わせください。