サービス紹介

試験

染色堅ろう度試験
ドライクリーニング
染色堅ろう度(ドライクリーニング)
  • 試験説明

    商業クリーニングにより生じる色の変化の程度や他の洗濯物への色移りの程度を調べる試験

  • 用途

    商業クリーニング(ドライクリーニング)可能な繊維製品全般

  • 試験方法

    JIS L 0860 ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法に基づいて試験を行います。

    ①試験片の作製

    使用する添付白布は多繊交織布(100㎜×40㎜)とし、同じ大きさの試験片を片面にしつけ糸で縫い付けます。
    多繊交織布は 綿・ナイロン・ジアセテート・毛・レーヨン・アクリル・絹・ポリエステルの8種類の繊維で織られています。

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    <複合試験片の作製>

    ②試験の種類

    試験の種類 有機溶剤の種類 界面活性剤及び水の添加 ステンレス鋼球の使用の有無
    A-1法 パークロロエチレン 添加する 使用する
    A-2法 添加しない 使用しない
    B-1法 石油系溶剤 添加する 使用する
    B-2法 添加しない 使用しない

    ③操作

    <A-1法(B-1法)の場合>

    試験液は、上記の表にあるようにパークロロエチレン1L(または石油系溶剤1L)に対し、陰イオン界面活性剤5g、非イオン界面活性剤5g及び水1mLを加えてよくかき混ぜて溶かし、均一透明な溶液に調製したものを使用します。

    ステンレス瓶の中に、調製した試験液100mLとステンレス鋼球20個を入れ、30℃±2℃にした後、複合試験片をステンレス瓶に入れて密閉します。

    このステンレス瓶をラウンダーメーターという洗濯試験機にセットし、30℃±2℃で30分間回転運転させて、処理します。

    処理後、ステンレス瓶から複合試験片を取り出し、パークロロエチレン(B-1法は石油系溶剤)で軽くすすいだ後、紙や綿白布に挟んで余分な試験液を取り除き、試験片と添付白布を縫い合わせたまま自然乾燥します。

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    <ラウンダーメーター>

    【関連動画】

  • 試験結果・評価方法

    試験後の複合試験片について、色の変化の程度を判定します。

    試験片の変化(変退色)と、添付白布(多繊交織布)の変化(汚染)を評価します。

    判定については、変退色用および汚染用グレースケールを用い、等級付けを行います。

    未処理の試験片と試験後の試験片を見比べて、色の違いに最も近いグレースケールの等級を結果とします。

     

    変退色用グレースケール

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    汚染用グレースケール

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