サービス紹介
試験
染色堅ろう度試験
窒素酸化物
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試験の説明
自動車の排気ガスやストーブなどから発生する窒素酸化物に対する色変化の程度を調べる試験 -
用途
染色された繊維製品全般(特に濃色のアセテート製品)
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試験方法
JIS L 0855 窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法に基づく試験
①試験試料
・試 験 片:40mm×100mm
・標準染色布:40mm×100mm
②操作
(弱試験・1サイクル)
窒素酸化物試験装置に試験片と標準染色布を吊り下げて、蓋を閉めます。
窒素酸化物発生装置で発生させた窒素酸化物10mlを注射器を用いて試験装置に注入し、標準染色布が変退色用グレースケール3-4級と同程度に変色するまで、プロペラを回転させます。
その後、試験片を取り出し、乾燥させます。
(強試験・3サイクル)
上記の試験を3回繰り返した後、試験片を取り出し、乾燥させます。
但し、2回目と3回目に追加する窒素酸化物は3mlとします。
<窒素酸化物試験装置>
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試験結果・評価方法
試験後の試験片について、色の変化の程度を判定します。
試験片の変化(変退色)を評価します。
判定については、変退色用および汚染用グレースケールを用い、等級付けを行います。
未処理の試験片と試験後の試験片を見比べて、色の違いに最も近いグレースケールの等級を結果とします。
変退色用グレースケール