サービス紹介
試験
染色堅ろう度試験
汗
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試験の説明
汗により生じる色の変化の程度や色移りの程度を調べる試験
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用途
染色された繊維製品全般
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試験方法
JIS L 0848 汗に対する染色堅ろう度試験方法
①複合試験片の作製
60㎜×60㎜の試験片の両側に、60㎜×60㎜の添付白布2枚(綿白布とナイロン白布)を挟みます。
複合試験片は酸性人工汗液用とアルカリ性人工汗液用の2組を作製します。
<複合試験片の作製>
綿白布 試験片 ナイロン白布 複合試験片 3枚を重ねて
複合試験片とします
⇒②人工汗液の調製
試薬 酸性人工汗液 アルカリ性人工汗液 L-ヒスチジン塩酸塩一水和物 0.5g 0.5g 塩化ナトリウム 5g 5g りん酸二水素ナトリウム二水和物 2.2g ― りん酸水素二ナトリウム・12水 ― 5g 0.1mol/L 水酸化ナトリウム溶液 約15mL 約25mL 蒸留水を入れて全容 約1L 約1L ㏗ 5.5 8 ③試験操作
酸性人工汗液又はアルカリ性人工汗液に複合試験片を入れて完全に濡らし、30分浸漬します。
プラスチック板2枚の間に複合試験片を挟み、45Nの荷重をかけた状態で、37±2℃の乾燥機の中で、4時間保持します。
その後、複合試験片を取り出し、試験片と添付白布を離して、それぞれ乾燥させます。
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試験結果・評価方法
試験後の複合試験片について、色の変化の程度を判定します。
試験片の変化(変退色)と、添付白布の変化(汚染)を評価します。
判定については、変退色用および汚染用グレースケールを用い、等級付けを行います。
未処理の試験片と試験後の試験片を見比べて、色の違いに最も近いグレースケールの等級を結果とします。
変退色用グレースケール
汚染用グレースケール